今回は「ラーゲリより愛を込めての原作ネタバレ!最後の結末もご紹介!」と題してお送り致します。
2022年冬に公開予定の「ラーゲリより愛を込めて」。キャストも豪華なことで注目が集まっている作品です。
皆さんはこの物語には原作があることをご存じでしょうか?
基にされたストーリーを知っていると、映画を何倍も楽しく観られそうですよね!
そこで今回はラーゲリより愛を込めての原作をネタバレあり、さらに最後の結末もご紹介しちゃいます!
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Contents
ラーゲリより愛を込めての気になる原作ネタバレ!
映画『#ラーゲリより愛を込めて』
超豪華キャストがついに解禁✨
◤ ̄ ̄ ̄ ̄
#松坂桃李
#中島健人
#寺尾聰
#桐谷健太
#安田顕
____◢あわせて新たなPVも公開
/、心震わす愛の実話
ぜひご期待ください✨#二宮和也 #北川景子 pic.twitter.com/3Y5ZE2NS4M— 映画『ラーゲリより愛を込めて』12月9日公開 (@lageri_movie) August 17, 2022
『ラーゲリより愛を込めて』は2022年12月9日(金)に公開予定の映画です。
二宮和也さん、北川景子さんが主演を演じられていて、公開はまだ先にも関わらずネット上では大きな話題となっている作品です。
さてこの『ラーゲリより愛を込めて』ですが、原作があることを皆さんご存じでしょうか?
実は、辺見じゅんさんが書かれたノンフィクション小説『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』がこの映画の原作となっています。
第二次世界大戦後のシベリア。抑留され、強制収容所(ラーゲリ)内で死んだ山本幡男の遺書をめぐるストーリーで、
ソ連の厳しい監視をかいくぐり、彼を慕う仲間達が驚きの方法で遺族に遺書を届けたという実話を基に描いています。
それでは、この原作をネタバレありでご紹介していきます!
『ラーゲリより愛を込めて』のあらすじは?(ネタバレあり)
時は終戦後の昭和23年(1948年)9月下旬。
スペルドロフスクの収容所で2年近く俘虜生活を送った500名の日本人たちを乗せた帰還のための汽車がソ連のスペルドロフスクの駅を出発しました。
汽車はシベリア鉄道を東へと向かっています。
昭和20年(1945年)の敗戦によりソ連軍に捕らわれた人々は、翌年に満州からスペルドロフスクの収容所に護送された時のようにすし詰め状態での移動でしたが、帰国できる喜びに表情は明るいものでした。
主人公の山本幡男はその中の一人でした。明治41年(1908年)6人兄妹の長男として島根県に生まれた山本は、現在の東京外国語大学露西亜語科に進学しロシア文学に傾向していたおり、とても優秀な人物でした。
その東京外国語学校卒業間近に、三・一五事件が起きました。山本は街頭連絡の途中で逮捕され、退学処分となりました。その後、島根県の実家に山本が戻り、叔父の店の手伝いなどを経て、昭和8年(1933年)小学校教師をしていた是津モミジと結婚します。
昭和11年(1936年)ロシア語の実力があった山本は、それを認められ太平洋戦争中に大連にある満鉄調査部に入社、北方調査室に配属をされました。
山本と妻モミジには4人の子どもがおり、幸せな日々を過ごしていました。けれども、昭和19年(1944年)に赤紙が来てから運命が大きく動いていきます。36歳で初年兵となり、1945年(昭和20年)の敗戦。その後危ない目にもあいながら妻子はなんとか帰国できましたが、ソ連兵に捕らわれた山本は収容所送りになりました。
収容所では通訳の仕事を与えられましたが、自由のない囚人という扱いでした。そしてやっと帰国できることになり、汽車に乗車できました。
汽車の中の人々は、家族や肉親との再会を待ち望み、みんな窮屈な状態の汽車内での時間をぐっと耐えていたのです。
日本に向かう船に乗船するため、汽車は港に向かっています。順調に帰路を進み、帰国船が用意された港まであと一日というところまできたのですが、ソ連兵によって突然に停車させられてしまいます。
ソ連兵はロシア語がわかり、通訳ができる山本へ名簿を渡したのち、こう命令しました。「名前が書かれている者はここで降りるように」その名簿には 山本の名前も記されていました。
下車した者が隊列を組んで連れて行かれるのをしり目に、汽車は港へ向かって出発しました。
汽車を降ろされ、ソ連へ逆戻りさせられる者にはどんな運命が待っているのか…運命の分かれ道を感じていても誰も何も言えません。
一方、松野輝彦は山本と同じ汽車に乗り合わせ、自身が慕っていた山本と2年半過ごしたソ連のスペルドロフスクの収容所での生活に思いを馳せます。
昭和21年(1946年)4月、牡丹江収容所からきた日本人俘虜が、整備が整ったスペルドロフスクの収容所に到着しました。その数1000名。その中には、山本や松野もいました。
「帰国はいつできるのか?」「何の罪で自分は捕らえられたのか?」
答えもわからない不安と戦いながら、日本人捕虜たちは全長4300kmのバム鉄道完成のため、極寒の大地で強制労働をさせられました。
土木建築が主要だった収容所での作業ですが、山本はロシア語のできるため、ここでも通訳をさせられます。
そこで1日に支給される食事は350gの黒パン、野菜の切れ端しが浮いたスープだけ、寝具は不衛生な三段ベッド。人々は想像を絶する酷寒と飢えを強いられ、過労から病人が多発しました。捕虜たちは空腹に耐えかねて、カエルやネズミも食べるほどの極限状態にいました。
収容所は高さ3メートルの板と鉄条網に囲まれており、常に機関銃を持ったロシア兵が見張っていました。労働以外何もすることのできない牢獄のようです。
比較的過ごしやすくなる夏でも、捕虜たちは辛い作業に駆り出されました。冬には死亡すると思われる仲間の遺体を埋める穴まで掘らされました。冬は地面が凍結して穴が掘れないというのがその理由です。
そんな過酷な状況のなかでも、仲間を励まし続けていたのが山本でした。山本は「みんなで帰国しよう」と声をかけ続けました。
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ラーゲリより愛を込めての最後の結末は?
映画『#ラーゲリより愛を込めて』
超豪華キャストが集結✧˖°完成報告会見を実施しました・. ✉
▼登壇者#二宮和也#北川景子#松坂桃李 #中島健人#桐谷健太#安田顕#瀬々敬久 監督#平野隆 プロデューサー pic.twitter.com/n4NFG4Djkd
— 映画『ラーゲリより愛を込めて』12月9日公開 (@lageri_movie) August 17, 2022
ここまでラーゲリより愛を込めての原作をご紹介してきました。
太平洋戦争下の辛い状況の中、主人公は明るくみんなを元気づけていましたね。
その前向きな心に救われた仲間たちと、ソ連に連れ戻された主人公はこの先どうなっていくのでしょうか?
気になる結末をご紹介します!
『ラーゲリより愛を込めて』の気になる結末とは?
昭和23年(1948年)9月、汽車を降ろされた山本は、ハバロフスクの別の収容所で11月の初めにその姿が目撃されました。
なんと山本は通訳をしていたことより、日本への引き揚げの道も断たれ、戦犯としてハバロフスクで過ごすことになったのです。
スパイとして扱われリンチをされることも多々あった山本は、収容所の病室に送られることもありました。その監獄の病室で元特務機関員の橋口松男と出会いました。
その後、ハバロフスク市南郊外の囚人収容所に送られた山本は、昭和24年(1949年)には、別のソ連邦矯正労働収容所へ移されました。
酷い労働状況と辛い労働はどこへいっても変わりません。昭和25年(1950年)にはまた別の収容所へ送られました。そこでも希望を失わない山本は、仲間たちと句会を開催したのです。。
日本語で書いたものを持っていることは禁止されている中で、句会では、地面に文字を書き、それを消して、繰り返し楽しみました。
ちょうどその頃には厳しい検閲がありながらも日本の家族へ手紙を書くことも許されてきました。山本も例外ではなく妻との再会を夢に描いて手紙のやりとりを始めました。
山本の体調はずっと優れないでいましたが、収容所ではろくに手当もされることもありませんでした。山本の身体の不良はどんどん悪化します。
昭和29年(1954年)の2月に中央病院に入院、しかしその後すぐに手遅れと判断され退院させられました。病名は「喉頭癌性肉腫」でした。
見かねた収容所の団長の瀬島龍三は、山本へ遺書を書くことを提案しました。山本はなんとたった1日で遺書を書き上げ、仲間の佐藤健雄に手渡しました。
遺書は4通あり、本文、母、妻、子どたちへとそれぞれに向けられたものでした。その量はノートにして15枚分にもなるものでした。
日本語の文書は所持厳禁だった収容所。大切な遺書を託された6人の仲間は、なんとしても彼の想いのこもった遺書を山本の家族に渡すために奔走しました。その方法とは遺書を隠しながら、必死に暗記をするというものでした。
昭和29年(1954年)8月25日。山本は45歳で息を引き取りました。皆が作業で出払っている時間に、収容所で一人で亡くなったのです。
その後山本が亡くなっても抑留されている日本人全ては帰国できませんでした。
昭和30年(1955年)には、「ハバロフスク事件」が起こりました。ハバロフスクの収容所で日本人の抑留者たちが初めて団結して闘ったのです。
その時捉えられた日本人代表者たちは監獄に送られたのですが、世界情勢によって、日本人側の要望がほとんど認められたのです。
抑留者の労働条件緩和や医療の改善が行われ、秘密スパイ工作の廃止や郵便物における収容所側の不正チェックなどが実施されたため、抑留者たちの待遇はだいぶよくなりました。
昭和31年(1956年)12月、1025名のソ連地区からの長期抑留者が、ハバロフスクからナホトカへのシベリア鉄道に乘りました。これが、シベリアからの最後の抑留者の帰国となったのです。
やっと戦争は終わったと思えました。しかし山本の遺書を預かった6人の戦いはまだ続きます。
遺書を預かり家族に届けるという重大な任務を背負った彼らは、順次に山本幡男の家族を訪ねてきました。そして妻と4人の子どもたちに山本が残した言葉を伝えることができました。
遺書は6人の仲間によって、12年の月日を得て、やっと妻の元へ届けられました。
その後、山本の最後の遺書が昭和62年(1987年)の夏に届けられました。山本が世を去ってから33年目も経ってからのことでした。
まとめ
映画『#ラーゲリより愛を込めて』
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本作のために書き下ろされた主題歌ミセスの楽曲がどのような彩りを添えるのか
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今回は「ラーゲリより愛を込めての原作ネタバレ!最後の結末もご紹介!」と題してお送り致しました!
「ラーゲリより愛を込めて」映画公開までもう少しですが、原作がどこまで映画内で描かれているのか?とても楽しみですね。
最後の結末もどのようになっているのか?映画館で楽しみにしたいと思います!
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